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睡眠薬の副作用

[2025.06.04]

不眠で悩む人はとても多く、外来でもよく相談されます。

今回は不眠症の治療で使われる睡眠薬で主流になっている

ベンゾジアゼピン系薬の使用上の注意、副作用などについて述べたいと思います。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、作用時間の長さから、

①超短時間作用型(ハルシオンなど)

②短時間作用型(レンドルミン、リスミーなど)

③中時間作用型(ロヒプノール、ユーロジンなど)

④長時間作用型(ドラールなど)

に分類されます。

寝つきが悪い人には超短時間作用型や短時間作用型を、朝早く目覚めてしまう人には中時間作用型や長時間作用型を使用することが多いです。

それではどんな副作用があるのでしょうか。

  1. 持越し効果
    睡眠薬が翌日まで残って日中の眠気、ふらつき、倦怠感などが見られます。
    服用時間にも左右されますが、作用時間の長いものほど出現しやすくなります。
  2. 健忘症
    服薬してから寝るまでの記憶が抜け落ちていることがあり、メールや電話の内容を覚えていなかったりします。
    睡眠薬の量が多ければ多いほど生じやすくなり、また作用時間の短いもので起こりやすいです。
    アルコールと併用すると特に出現しやすいので注意が必要です。
  3. 反跳症状・退薬症状
    睡眠薬を急に中断すると、以前よりもさらに強い不眠を認めることがあります。
    作用時間の短い睡眠薬ほど生じやすいですが、不眠だけではなく発汗や震えなどの症状を伴うこともあります。

上記の副作用以外にも、他の薬を服用している場合は睡眠薬の効果の増強や減弱が起こるため、注意が必要です。

複数の睡眠薬を併用している人もいますが、依存や耐性の問題もあるため、睡眠薬を複数併用することの弊害についても考えていく必要があります。

最近は依存リスクの少ない睡眠薬や漢方薬もありますので、眠れないけど睡眠薬は怖いなと思っている方はもちろん、現在の睡眠薬の整理をしたい方も、お気軽にご相談ください。

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