不眠症

 

健康のために睡眠はたいへん重要です。睡眠は、心身の疲労回復をもたらすとともに、記憶を定着させる、免疫機能を強化するといった役割ももっています。健やかな睡眠を保つことは、活力ある日常生活につながります。

いわゆる睡眠障害には不眠症以外にも様々な病気があり、多くの人々が睡眠の問題を抱えています。夜の睡眠が障害されると、眠気やだるさ、集中力低下など日中にも症状が出現します。

このような、睡眠の問題や日中の眠気の問題が1カ月以上続くときは、何らかの睡眠障害にかかっている可能性が考えられます。睡眠障害は、その原因によって治療法も異なります。

当院での治療方法

 

睡眠障害の治療は、それぞれの原因に応じて対応する必要があります。アルコール・カフェインの過剰摂取、寝る直前の運動・入浴などの生活習慣の改善や、睡眠薬を使用しての治療を行っていきます。

睡眠薬による治療は最初に薬を飲んでいただいてから、症状が良くなった段階でしっかりと減薬していくことが大切です。また、睡眠障害はうつ病などほかの精神疾患が原因であることも多々あります。原因によって処方する薬も変わってきます。

治療についての注意点

 

  • 照明、テレビや携帯電話などの光によって視覚に刺激が与えられると、睡眠薬の効果が落ちてしまいます。薬は必ず就寝直前に服用するようにしてください。

 

  • 睡眠薬はあくまで治療のサポートとして使用するものであり、生活習慣を規則正しく改善していくことが大切です。

 

  • 眠れないからといって、アルコールを併用するのは危険ですのでやめて下さい。