ADHD(注意欠陥/多動障害)

 

発達障害の一つである「ADHD」は、英語で「Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder」といい、日本語では「注意欠如・多動障害」と訳されています。

ADHDは子どもに多いと思われがちですが、実は大人のADHDも少なくありません。

大人のADHDには、大きく分けて2つのケースがあります。

子どもの頃から症状がありそれが改善せずに残っているケースと、大人になってから初めてそれらの症状に気づくケースです。

ADHDは、適切な治療によって改善が期待できる疾患です。

主な症状

 

ADHD(注意欠陥・多動障害)の症状には次のようなものが挙げられます。

 

  • 不注意

集中が続かない

先延ばしグセがある

忘れ物が多い

うっかりミスが多い

整理整頓が出来ない

  • 多動性

じっとすることが出来ない

落ち着かない

  • 衝動性

他人の邪魔をしてしまう

すぐに怒ってしまう

衝動買いをしてしまう

 

 

また、二次的にうつ病や適応障害を発症するケースがあります。

当院での治療方法

 

ADHDの治療は、薬物治療が中心となっています。

現在大人のADHDに使用できる薬物は3種類あり、症状によって使い分けています。

治療についての注意点

 

薬の効果がないとご自身の判断で服用を止めると、症状を悪化させたり、治療が長引く原因となってしまいます。一日でも早く改善へ向かうため、薬を飲んでいただく量・回数は必ずお守りください。