適応障害
適応障害とは、学校や会社、家庭などにおいて、ある状況や出来事を非常に辛く感じ、身体や精神面に症状が現れ社会生活に支障をきたしてしまう状態です。うつ病は常に憂鬱な気分が続き、何も楽しめなくなってしまうのに対し、適応障害の症状は状況によって変化し、原因から離れると症状が改善し、趣味を楽しむことができる場合もあります。
主な症状
特に仕事がストレス要因となることが多いです。
例えば
- 通勤中に動悸や吐き気がする
- 仕事前日はなかなか眠れない
- 週末の夜からしんどくなる
- 仕事から離れると、症状は改善する
- 頭痛や肩こり、めまいなどが出現する
などが主な症状となります。
当院での治療方法
適応障害はある特定の状況によって引き起こされるため、原因を特定し、取り除くことができれば症状は次第に改善されていきます。なので、何がストレスになっているのかしっかりと認識することが重要になります。
原因が仕事の場合は、休職を勧め診断書を作成することがありますし、対処療法として抗不安薬や睡眠薬を処方することがあります。
治療についての注意点
適応障害の治療は薬物療法だけではなく、置かれている環境を良くしていくことが重要になってきます。悪いことにばかり考えてしまい、ネガティブになりがちですが、症状が良くなっていることに意識を向けるようにしましょう。