適応障害
久しぶりのブログ更新となります。
みなさんは「適応障害」という疾患をご存知でしょうか。
わかりやすく言えば、ストレスが重くのしかかっているために、こころや身体が悲鳴をあげている状態です。
やる気が起きない、眠れないなど「うつ病」と症状が似ているので間違われやすいのですが、基本的にはそのストレスとの折り合いがつけば症状は早く改善します。
そもそも私たちは、職場や学校、地域などそれぞれの環境に自分を合わせていくこと(適応していくこと)が求められています。
「近頃の若い者は自分のことしか考えずに・・・」という言葉をよく聞きますが、本当にそうなのでしょうか。
先日の講演会で、実は若者のほうが責任感が強いという研究データがあることを聞きました。
実際に適応障害を起こす人も若年層に多いです。
周囲に適応しようと無理をすれば、それはそれでしんどくなります。
周囲に合わせることも大事ですが、自分に合わせることも大事なのです。
ストレスと向き合うことも大切ですが、距離を置くことも大切なのです。
何かの参考になれば幸いです。